症状 |
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- 突然の頭痛、めまい、嘔吐―特にくも膜下出血の場合、激しい頭痛が起こります
- 意識障害―意識が混濁し、気を失う場合もあります
- 手足の麻痺―多くの場合、片側の手足に起こります
- 言語障害
ほんの一瞬だけクラッとする、手足がしびれる、冷や汗が出てきて何となくおかしい、物が二重に見えるなどというのが発作の前ぶれということもあります。 くも膜下出血では、出血の起こる数日前から頭痛(特に後頭部)が起こることもあります。 また、脳硬塞では、はっきりとした症状がなく、「何となく元気がない」、「物忘れがひどい」などの変化が現われることもあります。これは65才以上に多くみられます。
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応急処置 |
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以下は救急車が来るまでにしておくべきことです。- 頭と首の下をしっかり支え、まっすぐ伸ばした状態で安全に寝かせられる場所へ運ぶ
- 頭を少し後ろの方に反らせ、衣服をゆるめ、楽に呼吸が出来るようにする
- 麻痺した側を上にする
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治療 |
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脳硬塞で使用する薬には、血栓を溶かす脳神経の活動を活性化させる、脳の血液の流れを良くするものなどがあります。 脳出血では、出血が少なければむくみを取る薬などを使用しますが、出血が続く場合やくも膜下出血、重い脳硬塞では手術も行います。
最近は、高血圧の治療や予防が進み、重い脳出血は減り、その結果脳卒中の死亡数は減少しましたが、食生活の変化などで動脈硬化が増えた影響もあり、脳硬塞や軽い脳出血が増えてきました。 脳卒中は、一度発作を起こすと手足の麻痺、痴呆などの後遺症が出やすく、寝たきりになるなどその後の生活に大きな影響を与えますので、医師の指示に従って早い時期からリハビリテーションを開始することも大切です。
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予防 |
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脳卒中の大きな原因である動脈硬化の予防が、脳卒中の予防、再発防止に結びつきます。- 塩分や脂肪の摂り過ぎに注意する
- 塩分の害を防ぐカリウムを多く含む野菜類を良く摂る
また、ニンニク、セロリ、タマネギ、ニラ、ホウレン草、トマト、イチゴには血栓を防ぐ作用があります。
- 不飽和脂肪酸を多く含む魚類を積極的に食べる
- 禁煙、アルコールを飲み過ぎない
- 規則正しい生活、ストレスをためない
- 入浴はぬるめの湯で、トイレは暖かく
- 高血圧、糖尿病、心臓病などの場合は治療に専念する
- 脱水症状になると血液が濃くなり、血管が詰まりやすくなるので、水分の補給を心がける―特に脱水しやすい夏場に脳硬塞の発作が多く見られます。
また、寝ている間は水分を取らないため、早朝に血液が濃くなりやすいので、夜中あるいは就寝前や早朝に水やお茶をコップ一杯飲むと良いでしょう。
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